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ご挨拶

 近年,豪雨災害が激甚化・頻発化するとともに,南海トラフ地震,首都直下地震などの巨大地震の発生リスクが切迫するなか,社会・経済活動の基盤となるインフラは老朽化が進行しています。我が国の地質は複雑かつ脆弱であり,河川の堆積物によって形成された軟弱な沖積平野に多くの都市が位置していることから,自然災害によるその影響は計り知れません。このため,国民の安全・安心な社会・経済活動を守るためにも社会基盤の強靭化を進めることが重要となっています。SUPERJET工法は,こうした社会基盤の強靭化に貢献できる技術であると考えています。
 SUPERJET工法は,水平方向に超高圧で噴射する固化材スラリーで地盤を切削するとともに,セメント系固化材と土とを撹拌混合することで,地中に柱状改良体を築造する高圧噴射撹拌工法です。SUPERJET工法は,適用性の高い『小型機械』で,『さまざまな地盤』に対して,『任意の深度』に『大きな改良径(2.0m~6.0m)』ができる大型高速地盤改良工法であり,従来の高圧噴射撹拌工法に比べ,コストの縮減と環境負荷の低減を実現しています。
 SUPERJET工法は,1993年に初めての実施工を行って以来,上下水道・ガス・電気などのライフラインの整備や,鉄道・道路・港湾・空港などの交通インフラの整備に伴う建設工事はもちろん,耐震補強,液状化対策などの工事にも用いられ,おかげさまで2022年3月現在,造成杭土量484万m3の施工実績を積み重ねてきました。近年では,都市部を中心として,地下インフラが輻輳するなかでの地下空間の利活用が進む一方,多くの施設がその更新・改修時期を迎えています。このため近接工事や大深度工事といった難しい条件下での地盤改良のニーズが増えてきており,狭隘・近接といった施工環境下でも施工が可能な本工法が用いられています。
 引き続き,お役に立てるよう研究会一同,一層の努力と研鑽を重ねてまいります。今後とも当研究会への変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

2022年10月
SUPERJET研究会(スーパージェット研究会)
会長 立和田 裕一